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のぼうの城



天下統一目前の豊臣秀吉によっておこなわれた小田原征伐。その戦いの中の一つ「忍城の戦い」を描いた戦国絵巻。

久々の戦国巨編ということもあり、期待を膨らませて観に行った。

ネット上ではそれなりに賛否両論のようだが、私としては十分におもしろい作品だった。魅力的な登場人物たちが繰り広げる2時間25分の戦国スペクタクルはおもしろいの一言。本作の主人公であり実在した戦国武将、成田長親を演じる野村萬斎をはじめ、俳優陣がいい演技を見せてくれている。柴崎和泉守役の「ぐっさん」こと山口智充も決して上手くはないが、その大胆な演技が結果的にはプラスに働いている。一番驚いたのは石田三成役の上地雄輔。中々の好演である。

CGではなく特撮によって撮られた水攻めのシーンなども素晴らしい。中盤の合戦シーンもなかなかの迫力である。言ってしまえば、すでに他の作品でも幾度となく行われてきた後期黒澤映画の模倣なのだが、歴史を再現したかのような重厚な時代劇ではなく、本作は観客を楽しませることが目的の娯楽映画なのだからこれで良いのではないだろうか。逆にこのような映画で時代考証が完璧な、すなわち地味な合戦シーンをやられても困る。

また、エンディングではかつて忍城があった埼玉県行田市の現在の様子を見ることができ、まさに「兵どもが夢の跡」といった感じで言葉にできない感傷にひたらせてくれる。

先述のように賛否両論分かれている本作だが、確かに手放しで褒められるような作品でないことも確かである。長親が豊臣軍との戦いを決意した理由はイマイチわからないし、見ようによってはその場の激情で農民を含む大勢の人間を戦いにまき込んだように見える。私はこれが一番気になった。他にも細かい問題点は山ほどある。

しかし、それらを差し引いても十分におもしろい作品だった。時代劇の人気が下がっている今の時代に、長い歳月をかけこのような戦国絵巻を作ってくれた製作陣には素直に拍手をおくりたい。

何れにせよ、このようなあまり知られていない歴史上の出来事が映像化され、多くの人がそれを知る機会となることはとても良いことである。

成田長親率いる坂東武者たちの武勇は、劇中で石田三成が言った「100年先」どころか、400年の時をこえ、確かに伝わったのだ。
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[ 2012/11/17 18:38 ] モモンガ 映像作品 | TB(0) | CM(0)
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